ひろしま美術館

特別展

今後の特別展一覧

ただいま開催中!

PARALLEL MODE: オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き

 オディロン・ルドンとその時代

画像:オディロン・ルドン《黒い花瓶のアネモネ》1905年頃、パステル/紙、岐阜県美術館蔵

2025年1月11日(土)~3月23日(日)
会期中無休
9:00~17:00(入館は16:30まで)

当館所蔵作家オディロン・ルドン(1840-1916)が活躍した19世紀後半から20世紀初頭は、技術革新や社会情勢の影響を受けて、芸術家たちが新たな技法や表現に挑戦した時代でした。本展では、ルドンの生涯と彼が生きた時代に焦点を当て、岐阜県美術館のコレクションを中心に、ルドンの版画、木炭画、パステル画、油彩画などを展覧し、伝統と革新の狭間で独自の表現を築きあげていくルドンの画業の全容を、日本との影響関係と併せて紹介します。


※本展の入館券でコレクション展示もご覧いただけます。

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次 回 開 催 予 定

Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし

ごろごろまるまるネコづくし

画像:高橋弘明《白猫》個人蔵

2025年4月26日(土) ~ 6月22日(日)
会期中無休
9:00~17:00(入館は16:30まで)

日本では、江戸時代に猫の飼育が一般化し、さまざまな肉筆画や浮世絵版画に登場するようになります。本展は、愛猫家の歌川国芳らによる猫が描かれた浮世絵版画を通して、猫の生態や歴史、人間との関係性を活き活きと解説し、単に「かわいい」だけではない、猫がいる社会の奥深さを改めて考えようとするものです。ねこLOVERSにはたまらない“猫あるある”を交えながら、ねこ愛たっぷりにその魅力をご紹介します。

開 催 予 定

junaida展「IMAGINARIUM」

junaida展

画像:「IMAGINARIUM」(2022)🄫junaida

2025年7月5日(土) ~ 8月31日(日)
会期中無休
9:00~17:00(入館は16:30まで)

『Michi』『の』『怪物園』『街どろぼう』(すべて福音館書店)『EDNE』(白泉社)など、近年出版した絵本がいずれも話題の画家、 junaida(ジュナイダ、1978-)。ヨーロッパを思わせる謎めいた世界に、細密に描きこまれた人物や背景。鮮やかな色彩の中に、明るさと闇が共存する不思議な世界観が注目を集めています。本展はたゆまぬ冒険を続けるjunaida初の大規模個展(巡回展)です。400点超の作品により、空想世界の全貌をお楽しみください。

開 催 予 定

没後40年 鴨居玲展(仮題)

没後40年 鴨居玲展

画像:鴨居玲《教会》1976年、油彩/カンヴァス、笠間日動美術館

2025年9月13日(土) ~ 11月3日(月・祝)
会期中無休
9:00~17:00(入館は16:30まで)

2025年に没後40年を迎える鴨居玲(1928-85)の回顧展。戦後の奇才と呼ばれた鴨居玲は、人物を描いた作品を多く残しましたが、人間の形そのものというよりも、「人間の心と心の関係」に興味をもっていました。本展は、そうした彼の芸術の本質を探るものであり、自画像、酔っぱらい、恋人たち、教会など、鴨居の主要な主題ごとに紹介するのに加えて、陳舜臣の連載エッセイ『弥縫録 中国名言集』のために描いた挿絵原画を特別に出品します。

開 催 予 定

白の秘密(仮題)

白の秘密

画像:アンリ・ファンタン=ラトゥール《静物(花、果物、ワイングラスとティーカップ)》、1865年、油彩/カンヴァス、石橋財団アーティゾン美術館

2025年12月13日(土) ~ 2026年3月22日(日)
年末年始(12月29日~1月2日)のみ休館
9:00~17:00(入館は16:30まで)

一見すると白色に見えても実はさまざまな色が混ざっていたり、使う画材によっても風合いが異なるなど、絵のなかの「白」には、秘密が隠されています。他の色に比べて見過ごされがちな「白」は、実際には雪や雲、食器や衣装などモティーフの色としても、絵具をはじめ画材の色としても、絵画にとって重要な要素であり、古今東西の芸術家たちは、当時使用できる画材と技法を駆使し、独自の感性を用いて「白」を取り扱ってきました。本展では、西洋絵画、日本洋画、日本画、版画を取り上げ、さまざまな観点から絵画のなかの「白」を紹介します。

※記載内容は予告なく変更になる場合がございます。



過去の展覧会

終了いたしました

フィンランドのライフスタイル暮らしを豊かにするデザイン

フィンランドのライフスタイル

画像:アイノ・アアルト《タンブラー&ショットグラス「ボルゲブリック」》オリジナルデザイン1932年、カルフラ/イッタラ、スコープ蔵、撮影:八田政玄 画像提供:世界文化社

2024年4月6日(土)~6月2日(日)
会期中無休

森と湖の国フィンランドでは、独特な色彩と形に加えて機能性をも併せ持つ独自の様式が生み出されました。本展では、アルヴァ・アアルトやアイノ・アアルト、カイ・フランク、オイバ・トイッカ、石本藤雄といった、1930年代から現在にかけてフィンランドが育んだデザイナーたちによる家具、陶器、ガラス製品、テキスタイルなどを展覧し、生活を豊かに彩るフィンランドのデザインと、自然にはぐくまれたその暮らしについてひもときます。


終了いたしました

宮城県美術館コレクション 絵本のひみつ展

 絵本のひみつ展

画像:中谷千代子《ジオジオの かんむり》18-19頁原画 1960年 油彩/キャンバスボード 宮城県美術館

2024年7月6日(土)~8月18日(日)
会期中無休

宮城県美術館の絵本原画コレクションは、月刊絵本「こどものとも」(福音館書店)の初期作品と、そこから絵本の世界に羽ばたいていった作家たちの手による原画を核に形成されています。「こどものとも」は、洋画、日本画、漫画、商業デザインなど、あらゆる分野に携わる美術家たちが絵を寄せたことで知られ、材料・技法の選択や画面構成といった造形上においても、清新な感覚が発揮されています。本展では、原画から読み取れる手の痕跡や画材・質感に注目し、絵本表現の「ひみつ」を探ります。

終了いたしました

日本画の名作展大観と春草から杉山寧を中心に

日本画の名作展

画像:菱田春草《梧桐小禽》シーピー化成株式会社蔵

2024年8月31日(土)~10月14日(月・祝)
会期中無休

明治以降、西洋技法の流入をきっかけに、これまでの伝統的な絵画を見直しつつ、かつ新しい表現を生み出していった日本画。本展では、岡山県井原市に本社を置くシーピー化成株式会社の所蔵する作品を中心に、日本画草創期の動向を紹介するとともに、「日本画」というジャンルの伝統と革新の軌跡を紐解きます。横山大観、菱田春草、杉山寧といった、明治から昭和初期にかけての日本画の巨匠たちの作品をお楽しみください。

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ジパング平成を駆け抜けた現代アーティストたち

 平成クロニクル

画像:池⽥学《誕⽣》2013-2016年 佐賀県⽴美術館蔵 デジタルアーカイブ:凸版印刷株式会社 ©IKEDA Manabu, Courtesy of Mizuma Art Gallery, Tokyo / Singapore

2024年11月2日(土)~12月22日(日)
会期中無休

2019年に幕を閉じた「平成」(1989-2019)。「昭和」という激動の時代の後継として現れた平成は日本社会が国際化していく中で技術を進歩させ、さまざまな日本独自の文化を生み出しました。本展では、「平成」に生まれ、令和とその先の未来に続いていく日本の現代アートを紹介します。ジパングというタイトルには、日本の現代アートの魅力を世界に向けて発信するとともに、国内でもその魅力を再発見してほしいという想いを込めています。