ひろしま美術館

NAKAMURA Teii

中村 貞以1900~1982

院展を中心に活躍した日本画家。2歳のときに負った火傷で十指が使えなくなりましたが、両手で絵筆をはさんで描く「合掌描」を会得しました。師・北野恒富に学んだ伝統的な美人画から、戦後の主に長女をモデルにした貴賓ある現代的な女性像を描いて、美人画の最も優れた画家のひとりとして高い評価を得ています。

1950年 絹本, 額 164.3×151.0cm