再興院展を代表する日本画家。日常のひとコマや古来の物語、あるいは身近な動植物を幅広くモティーフとしつつ、禁欲的ともいうべき簡潔な構図の採用、色彩と線描の単純化によって、清冽な空気が張り詰める斬新な空間を創出しました。その画境は、しばしば日本画における「新古典主義」と形容されています。
実と花(花)
1938年 紙本,軸(双幅) 76.0×108.5cm
実と花(実)
1938年 紙本,軸(双幅) 78.5×108.5cm