物の存在を見詰めながら、迫真的な写実作品を制作したことで知られる画家です。これまでの日本画にはないその独自の画面は、西洋の写実と東洋の写意の融合を図ったものといわれます。40歳の若さで没し、多作ではないものの、日本画の新境地に挑むその姿勢が今日でも高く評価されています。
白鷺紫閃
1934年 絹本, 軸 158.1×56.7cm