京都帝国大学で本格的に理論を学んだ俊英で、母校で美術史を教えながら、一方で実技にも興味をもち、渡欧の際には理論とともに実技でも伝統的油絵技法を研究して帰国。以後おもに独立美術協会を中心に活躍し、赤褐色を主調とするしっとりとした色彩と強烈な明暗のコントラストをもつ独自の風景画を描きました。
比叡山
1934年頃 油彩, カンヴァス 73.0×91.0 cm
山陰風景
1951年 油彩, カンヴァス 32.0×52.0 cm