西洋からの新しい美術動向を敏感に受け入れた二科会の動きに対して、つねに独自の写実を求めて「フュウザン会」「草土社」「春陽会」を次々に立ち上げ大正期を二分する大きな動きを作り出した洋画家です。自己の内面を徹底的に客体化するなかに写実の本質を見出しました。
支那服を着た妹照子像
1921年 油彩,カンヴァス 53.0×45.3cm
上水の春日
1915年 油彩,カンヴァス 37.8×45.2cm