二科展で樗牛賞を受賞するなど、ある程度の評価を得ていましたが、おおむね浅草近辺の貧民街にある簡易宿泊所に寝泊まりして、友人たちや著名人に金をせびったりするなど生活は荒れていました。下町の情景やそこで生活する人々の姿を自由かつ奔放な筆致で写し取り、独特の画面を作ったことで知られています。
ソファーの上の裸婦
1937年 油彩,紙 22.6×30.0cm