ひろしま美術館は、1978(昭和53)年11月3日に開館しました。この年創業100周年を迎えた広島銀行が、地域とともに歩んだ歴史の記念事業として設立したものです。1945(昭和20)年8月6日、あの原爆の劫火によって幾多の尊い命が失われ、街は一瞬にして廃墟と化しました。それから30数年、広島は平和文化都市の建設を目指して、復興の道を歩んできましたが、その道程の中で久しく求められていたのは、心の喜びとやすらぎの場でした。
この美術館は、“愛とやすらぎのために”をテーマに、構想10数年のもと、人々の希求に応える香り高い美の殿堂として誕生したのです。今日の広島の礎となられた原爆犠牲者の方々への鎮魂の祈りと平和への願いがこめられています。
名 称 | 公益財団法人ひろしま美術館 |
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所在地 | 〒730-0011 広島市中区基町3-2 (中央公園内) |
開 館 | 1978(昭和53)年11月3日 |
代表者 | 館長・理事長 池田 晃治 |
「愛とやすらぎ」をテーマに掲げたひろしま美術館の本館は、原爆ドームをイメージした丸いドーム型の展示室になっています。そして本館を取り巻く回廊は、厳島神社の回廊をイメージして造られました。いずれも世界遺産でもあり、広島を代表する建物をモティーフにしています。
2018年、ひろしま美術館は開館40周年を迎えました。これを機に、ひろしま美術館のさらなる発展を期して、美術館のイメージをより明確にするため、新たにシンボルマーク、ロゴタイプ、シンボルカラーを一新しました。
「やすらぎ」をイメージさせるグリーン系、そして当館の代表的所蔵作品であるゴッホ「ドービニーの庭」のグリーンをモティーフに、親和性の高いシンボルカラーを採用しました。シンボルマークは本館の円形ドームを正面からとらえ、頭文字のHを組み合わせたものとなっています。
ひろしま美術館正面入口の前庭にマロニエの木が、そしてその横に「マロニエの泉」があります。マロニエの木は開館当初の1980年、ピカソの子息クロード氏より贈られたもので、毎年5月初旬頃になるとピンクの可愛らしい花をつけます。そのマロニエの木にちなんで名付けられた「マロニエの泉」には、広島のシンボルと言える錦鯉(カープ!)が泳ぎ、噴水が吹き上げる涼やかな水とともに、前庭に彩りを添えています。
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ひろしま美術館のマスコット「ゴッホくん」
2003年誕生!!ひろしま美術館のマスコット「ゴッホくん」です。
ボクの名前は、1000人を超える皆さんからご応募いただいたなかから決まりました。ヨロシクね。