1930年協会の中心人物のひとりで、同協会がフォーヴィスムを日本に紹介する役割を果たしたにもかかわらず、むしろ写実に終始した洋画家です。どっしりとした質感と構成をもち、褐色を主調とした深い色合いに沈むように描かれた裸婦が「前寛ばり」と呼ばれるほど独自の画風を展開しました。
赤い帽子
1925年 油彩,カンヴァス 116.7×80.4cm