一貫して日本にありながら、表現主義的作風からはじまり、戦後、明快な輪郭線と平板な色面を組み合わせた素朴かつ格調高い画境に到達した洋画家。二科展、二紀会展に出品し続けましたが、絵の売買には関心を示さず、晩年は個展のみを発表の場とし、創作のみに打ち込んだことから「画壇の仙人」と呼ばれていました。
瓜
1964年 油彩,板 24.0×33.2cm
バラ
1971年 油彩,板 33.5×24.1cm