ひろしま美術館

エドゥアール・ヴュイヤール1868~1940

 フランス東部キュイゾーに生まれる。父は、退役士官で、町の収税吏であった。1878年、家族とともにパリに移り、給費生としてコンドルセ高等中学校に通う。その頃、リュネェ=ポー、ルーセル、モーリス・ドニらと知り合い、長い友情が始まる。1884年、父が亡くなり、母が裁縫所を開いて生計をたてる。ルーセルの影響で士官学校の受験を断念し、画家を目指すことを決意。1888年、アカデミー・ジュリアンに入る。そこで、ボナール、セリュジェらと知り合い、翌年“ナビ派”のグループ結成に加わる。1891年に開かれたグループの第1回展に出品。ゴーギャンや日本の浮世絵の影響を色濃く残す広い色面による画面構成を試み、まもなくこの画家独特の壁紙や家具の模様、登場する人物の衣装の柄を巧みに画面に取り込んだ装飾的な作品群が誕生する。絵画制作のほか、室内装飾、舞台美術の仕事も手がける。室内や庭でくつろぐ家族や友人のいる情景を優しい光の中に描くことを得意とし、ボナールとともに“アンティミスト(親密派)”と呼ばれた。母とともに暮らし、生涯独身であった。ラ・ボールで没。

エドゥワール・ヴュイヤール《アトリエの裸婦》
 

エドゥアール・ヴュイヤール
《アトリエの裸婦立像》

1909年 デトランプ,紙  155.5×109.2cm

Edouard VUILLARD
Nu debout dans l'atelier
distemper, paper

 

  • 印刷
  • 作家一覧へ
ページの先頭へ