ひろしま美術館

アルフレッド・シスレー1839~1899

 1839年、イギリス人の裕福な実業家の息子としてパリに生まれる。家業を継ぐため、1857年から4年間ロンドンに留学するが、美術館でターナーやコンスタブルらの風景画を鑑賞して過ごすことが多かったという。帰国後画家を志し、1862年にグレールのアトリエに入門。画塾で知り合ったモネ、ルノワール、バジールらとともに戸外制作に励んだ。普仏戦争後に実家の家業が傾いてからは経済的苦境に陥り、生活費が安く済むセーヌ河畔の村を転々とするようになる。1870年から80年にかけてはルーヴシエンヌ、マルリ=ル=ロワ、セーヴルといったパリ下流域、1880年からはモレ=シュル=ロワンを中心とした上流域に移住し、河岸の穏やかな風景を抒情豊かに描き続けた。生涯画風を変えることなく、刻々と変化する大気や水の表情をすばやい筆致で捉えた典型的な印象主義の画家であった。しかし、印象派の中でただひとり、生前に成功を得ることはできなかった。

アルフレッド・シスレー《サン=マメス》

 アルフレッド・シスレー
《サン=マメス》

1885年 油彩,カンヴァス  54.5×73.0cm

Alfred SISLEY
Saint-Mammès
oil, canvas

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