ひろしま美術館

ベルト・モリゾー1841~1895

 フランス中部のブールジュで政府高官の子として生れる。1857年、パリでショカルヌ、ついでギシャールについて学ぶ。当時、裕福な市民階級の女性がプロフェッショナルの画家となることはほとんど皆無で、ギシャールの言葉によれば「カタストロフィ(災害、破滅、破局…)」というほどであった。1860年、コローに師事し、戸外制作を勧められる。1867年頃、恐らくはファンタン・ラトゥールの紹介でマネと出会い、そのアトリエに通うようになる。時折マネのモデルもつとめ、《バルコニー》《休息》などにその姿を残している。その間、後に印象派を結成する画家たちとも知り合う。1864年から、マネの意に反して第1回の印象派展に参加する1874年まで、毎年サロンに出品。1874年、マネの弟ウジェーヌと結婚。印象派展には、出産による一度の不出品を除いて、最後の第8回展(1886年)まで出品を続けた。また、モリゾーの自宅は、ルノワール、モネ、詩人のマラルメらが集う芸術家たちのサロンになっていた。白を効かせた大胆な筆致で、戸外や室内で過す家族や女性のモデルを描き、マネの一時期の印象主義的な仕事にも影響を与えた。代表作に《読書》《揺り篭》などがある。パリで没。

ベルト・モリゾー《若い女性と子供》

 ベルト・モリゾー
《若い女性と子供》

1894年 油彩,カンヴァス  61.5×50.5cm

Berthe MORISOT
Jeune femme et enfant
oil, canvas
INADA COLLECTION

 

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